イタリア地図のスプーンラック
¥38,000


なんと今回はイタリア在住のW様よりのインターナショナルな
ご注文!
インターネットで当工房のスプーンラックを見つけられた
とのことで、メールでお問い合わせいただきました。
いやはや世界も狭くなったものです。

イタリアで集めたスプーンを飾るので、イタリアの地図を
モチーフにしたラックをご希望でした。
当初はインレイ(象嵌)で地図を埋め込みたいとの
ご要望でしたが、幾何学的な模様ならなんとかなっても、
今回のような非常に細かい凹凸のあるものは技術的に
難しいため、違う材質で切り抜いた地図を貼り付けることで
ご勘弁いただきました。

材はベースとフックがアルダー、イタリアはブナです。






アメリカにも、地図をモチーフにしたラックはあるのですが、
ベース自体がアメリカの形をしていて、その前面にフックが
付いているタイプのもの。
当初は同じようにイタリアの形のベースにフック、というものを
考えていましたが、ご存知のとおり、イタリアはたてに細長く、
フックを渡すには不向きな国土形状をしているため、
「ベースにイタリア地図」という方向に変更しました。

ただ、ベースとなる背板も、定番の盾状デザインではなく、
「何か巻物のような感じで・・・・」とのご注文に、さすがに
最近もう若者ではなくなった職人の頭に浮かんだのは、
往年の宇宙戦艦ヤマトやキャプテンハーロックの著者である
松本零司氏描くところの(え?知らない?)、物語の
背景説明や事件の後日談などを語るときに用いられた、
ボロボロの巻物のイメージでありました。
(写真参照)




イタリアに行ったことのない職人夫婦は、「イタリアといえば
ブーツの形だろう?」とたかをくくっていたところ、よくよく
調べてみると、ティレニア海に浮かび、ブーツのつま先のあたりで
今にも蹴られそうな、マフィアで有名な「シチリア島」や、
フランス領でナポレオンが島流しになった「コルシカ島」のお隣、
いかにも「私もフランスよ!」というあたりに浮かぶ、あまり
なじみのない「サルデーニャ島」という巨大な2つの島も
イタリアだと判明。
さすがにこんなに大きいものを無視するわけにもいかず、
結果、切り抜きの手間が増える結果となりました。



完成して見ると、なかなかの出来栄え。
大きさは高さ46cmくらい、幅65cmくらい。

写真では見づらいのですが、地図上で、W様のお住まいのローマの場所に真鋳のクギが刺してあります。

同じコンセプトで、「福井県」や「和歌山県」などでも
いかがでしょう??