工房について


6畳一間の工房からようやく脱却し、お隣の親戚の家の一間を間借りすることになりました。
広さは15畳ほどしかありませんが、6畳間に比べればそこは天国です。
それでも一軒家なので、200Vの大型機械は入りませんが、
振り向くたびに背中を機械にぶつけることは減りました。
小物やパーツの少ないものを作るときには全く問題ないのですが、
ちょっと大きなものや材料の多いものを作るときには、やはりまだ手狭です。


     

相変わらず、塗装担当重役の奥さんの塗装場は、玄関、リビング、駐車場と、
その日の気分で変わりますが、元工房の6畳間を「塗装室」と改名し、ご満悦です。

場所が広くなると、それなりに材料の切り落としも増え、
下の写真の、上のほうの壁にぶらさがっているような、加工の際に使うジグという
型のようなものなども増えてしまい、加えて、「広くなったのだから・・・」と
そそくさとまたぞろ新しい機械を購入した職人の自業自得で、
やはりここも狭く思えてきた今日この頃です。


この工房には家具職人のほかに、塗装担当重役である奥さんと、工房猫が4匹(?)おります。
工房が隣に移ったので、以前のようにおが屑だらけにはならなくなりましたが、
出来上がった家具のショールームと化すリビングルームでは、家具が運び込まれるたびに
「こりゃなんじゃ?」とばかりに、隅々までチェックに勤しむ猫たちです。



工房猫の近況

チロ: 今年で21歳。まだまだ元気です。

ぷ〜: 2004年夏に家出・・・

らむ: 最近は玄関まで出て見るとう冒険心が芽生えてきました。
              
モモ: たぶん元気。特に報告はない・・・


       

 工房猫その1“チロ”           工房猫その2“ぷ〜”


       

工房猫その3“らむ”          カリフォルニア在住
                       名誉工房猫“モモ”


家具職人はもと大手生命保険会社の運用部門に勤めるサラリーマンでしたが、
会社の命を受けニューヨークに赴任した時、その命とは別の天職をうっかり見つけてしまい
帰国後しばらくして職業訓練校木工科の戸を叩いたのでした。

ある日、日本の家具はみんな同じ形、同じ色をしていて存在感がないことに気づきました。
アメリカのクラフトマン(ウーマン)の作る家具や雑貨はみな、
他では見ないオリジナリティーにあふれたものばかりでした。
これがまず一点。

もう一点が、とても情けないことですが、この道を目指し始めて初めて気づいて
愕然としたことが、”我が家には無垢木だけでできた家具がほとんどなかった”
ということでした。
アメリカで購入してきたいくつかの家具は無垢の木で作られた一品物だったのですが、
その他はみな無垢の顔をしたハリボテでした。

別にハリボテが悪いわけではなく、安価に雰囲気を手に入れるにはこれが一番です。
ですが、同じ形をしたハリボテと無垢の家具を一緒に置いて見てしまったら・・・あららら
恐怖映画のコピーではありませんが、”あなたはもう二度とハリボテは
買えなくなってしまいます”
その違いは一目瞭然・・・とまではいきませんが、そっと触ってみてください。
持ち上げてみなくとも、その重みが感じられるはずです。
これがもう一点です。

いつの間にか工房の話ではなく、ポリシーの話になってしまいましたが、
こんな”ちょっと他では見かけない””無垢の木でできた”雑貨や家具を
”作っていきたい”工房です。

オリジナルはこれからドンドン増やしてゆきますが、
「雑誌で見かけた家具を自宅のサイズでほしい」というオーダーでも大OK!

(ちなみに内部や一部に合板や無垢以外の材料を使うこともあります。
これは適材適所であって”うそつき!”と責めないでください。)

このホームページを見て、みなさんがたくさんオーダーをくれ、
ほんの少し儲かるようになったら、
も少し田舎のも少し大きな工房へ引っ越すのが大目標です。

何卒宜しくお願いいたします。

家具や小物・雑貨に関することなんでも結構です。
お気軽にご連絡ください。
なお、塗装担当の奥さんはバイリンギャル(って歳じゃないか・・・!?)
なので翻訳関係、英語関係のご相談などもOKです。

最後に・・・工房の名前の由来でもあり、奥さんが育った場所、
そして職人が天職をみつけたNY赴任時の我が家のバルコニーから見えた景色、
秋の紅葉が美しい「ハドソン川」です。