「パパ」額縁




お馴染み板橋区のK様にご注文いただいた
書道作品の額縁です。
素材はこちらもお馴染み、アルダーを使用。

ダークオークのオイルステインにクリアの
シェラック仕上げです。

たて70cm、よこ85cmと、かなり
大きかったので、重量を考え、ガラスでは
なく、アクリルを使用しています。









写真ではわかりづらいのですが、単純な板で
囲っただけに見えますが、それぞれの辺が片方の
隣の辺にだけかぶっている、風車のような組み方
になっており、下の写真のように「かね三枚継」
という技法で作られています。
(興味ないですか・・・そうですか・・・)

一部には皮の部分も残してラフなイメージです。

設置場所の幅に対して作品がギリギリで、これに
対してあまり貧弱にならない程度の額縁の幅にし、
かつ、文字のバランスもとるために、裏側では
かなり「特注」の掘り込みが施してあります。



       



K様は現代書道をたしなまれていますが、今回の作品の書家は6歳になる息子さんのY君。
彼がなんと3歳の時に書いたものだそうです。
以下、お母様よりの情報。

当時まだ字を知らなかったY君。
「パパっていうのはね、棒かいて棒かいて丸、棒、棒、丸、って書けばいいんだよ。」
とのお母様の指示のみで一切の手伝いなしにひとりでこれを書き上げたとのこと。
書道展でこれを見た、厳しいことで有名なある書道評論家の先生曰く、
「う〜ん、この子はわかっている・・・」と、他の大人の作品を尻目に絶賛された由。
字を知らない故の無垢な精神のほとばしりか、はたまた未来の天才書道家のはじめての足跡か、
それにしても、これをはじめて見せていただいた時の感動は忘れられません。

先生!額縁屋として生涯ついてゆきます!!