ようやく手が少し空いて製作できた自宅用のダイニングテーブル。
自宅の家具オール自作プロジェクトの第5作目。^^
材は奥さんの大好きなチェリー材。
少し陰影を濃くするために、ウォルナット色と顔料少々で着色してあります。
サイズは天板で幅93㎝、長さ1m80㎝、天板高71.5cmと堂々たる大きさで、
6人が悠々座れます。
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全体のテイストは、重厚で力強い、直線的なカントリースタイルですが、シャビーになりすぎないで、仕上げはあくまで美しく…という、うちの目指す微妙な(^^;)シンプル・クラシックなものです。 |
天板厚は無垢材の存在感をしっかりと感じさせる40㎜。
縁取りは、アンティークのような使用感のある、得意の若干荒らした、
柔らかな直線で仕上げています。
表面には、敢えてチェリー材によく出るガムスポットと呼ばれるヤニを
含む部分が多く出るように木取り(材の切り分け)をして、天板に表情が出るようにしています。
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足の太さは8cmx10㎝。
なかなかこんなに太い角材が無いので、4cm厚の板を2枚剥ぎ合わせて
角材を作り、加工してあります。
この太さと微妙な傾斜によって全体の視覚的な安定感が出ています。
天板下、脚の外側に手前から奥に通っている棒は天板の反り止めです。
これとは別構造で脚と脚をつないでいる太い幕板、と幕板同士をつないでいる太い貫が見えます。
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このダイニングテーブルのデザインの特徴となっているのが、低い位置で
脚をつないでいる貫、貫同士をつないでいるつなぎ貫、これを強度アップと
デザインとしても美しい斜めのアームなどの組合せです。
つなぎ貫は足掛けにもなり、実用面でも貢献しています。
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いつもは兄貴分の‟NOAH”を弟分の‟うに”が追っかけまわしていますが、珍しくNOAHを見失った うにをNOAHが狙っています。^^ |