¥プレゼント品

サラリーマン時代の先輩からご注文をいただきました。お嬢様がラグビーの大ファンで大好きな選手にプレゼントをしたいとのことでした。

当工房には旋盤がないため(技術もない・・・)以前務めていた木工所の専門職人に頼み、木をタマゴ型に削ってもらいました。縫い目、字などはすべて「当工房の」職人の手作業です。

材料は、本体がなら(オーク)、ベースがアルダー。直径が9cmくらい、長さが15cmくらいの手のひらサイズです。ダークオークのステインにシェラック仕上げ。

“翔”の字は、飛翔の「翔」だけでなく、お嬢様がファンである選手の名前の一文字でもあるそうです。

ボールを飾るベース。いろいろな角度に置くことができます。

第2弾のご注文は片側に「飛躍」と「紅蓮」の2種類、どちらとももう片側には「荒ぶる」の文字入りです。

当初この文字をお聞きした際に、「飛躍と紅蓮はいいとして「荒ぶる」とはまた古風なクサイ(失礼!)言い回しだなあ」と思ったものでしたが、その後テレビを見ていたら、「早稲田が・・」「「荒ぶる」を・・・・」とのコメントが!

この先輩は早稲田のご出身。
調べたところ、ご存知の方はご存知だと思いますが、『荒ぶる」とは、“早稲田が大学選手権で優勝したときのみに歌える第二部歌”とのこと。(因みに第一部歌は「北風」だそうです。トリビア?)

そんな由緒ある感動的な歌の題名であるとは露知らず、よりによって「クサイ」などと思ってしまった自分が恥ずかしい。気のせいか、このことを知ってから改めてこのボールを見たら、なんとなく男のロマンが垣間見えるような気がする私って・・・・・・。

その後もプレゼント品として、いろいろな方からご注文をいただいております。ありがとうございます。

サイズ:9㎝x15㎝ ボールはオーク材 ベースはアルダー材         ステイン・ウレタン仕上げ