¥150,000(参考価格)

以前、アメリカの木工雑誌に出ていたこの木馬を見ていつか作ってみたいと思いつつ、時間がなくて実行に移せずにいました。・・・が、先日、一念発起!いつもは作らないものをたまには作ってみたくなり、お客様のご注文の製作の合間に少しずつ進めていたものがやっと完成しました。

材料は、本体がアルダー、鞍がウォルナット、ベースがナラ、足掛けと取っ手がメープル。全長1100mm、全高670mmの堂々としたものです。本体はオークのステインにシェラック仕上げ、鞍やベースは木地にシェラックを塗って仕上げてあります。

お腹のなかにはバネが仕込まれており、普通の木馬同様前後に揺らすことができます。(安全のため堅いバネにしたらギシギシすごい音がするけど・・・)

とっても製作に時間がかかった結果、お値段をつけるとしてもとっても高いものになってしまい、お店のディスプレイくらいじゃないと売れない商品になってしまいました。TT

日本ではこんなリアルな感じのものはめったに見かけないですね。おかげで非常に楽しく作れましたが、この木馬、見ていただければおわかりの通り、全てが曲線で構成されており、直線はというと、わずかにベースの一部にあるのみなのです。

それが何を意味するのかと言うと・・・機械が ほとんど使えず、全てが手作業になるのです。TT
それも木の塊から削りだしたのではなく、普通の 20mmくらいの厚さの板を何層にもはり合わせて作っており・・・全部で8層になっています。

今回の写真は逆に、世田谷区のA様のお宅に打ち合わせに伺った際に木馬を持ち込み撮影させていただきました。上の写真のモデルはA様のお嬢様のMちゃんです。ちょっと固さが抜けませんでしたが、以前にも読者モデルのご経験があるとのことで、さすが!かわいい写真になりました。

サイズ:110㎝x67cm アルダー、ウォルナット、ナラ材   ステイン、シェラック仕上げ